1999年11月に発生した「名古屋市西区主婦殺人事件」。
26年間「未解決事件」となっていましたが、2025年10月の容疑者が逮捕されました。
- 西区主婦殺人事件の事件概要
- 逮捕された犯人の顔画像は？
- 26年間も逮捕されなかった３つの理由
について調査しまとめていきます。
西区主婦殺人事件の犯人が逮捕！
【発表】1999年11月の主婦殺人事件で容疑者逮捕 愛知・名古屋https://t.co/evlYSSullN
— ライブドアニュース (@livedoornews) October 31, 2025
この事件は1999年11月13日、名古屋市西区稲生町のアパートで発生。主婦が刃物で殺害された。警察はのべ10万人近い捜査員を動員していたが、愛知県警は容疑者を逮捕した。 pic.twitter.com/XVQEqTw4DL
2025年10月31日に、殺人容疑で安福久美子容疑者（69）が逮捕されました。
・逮捕に至った経緯↓
- 安福容疑者が県警西署に出頭。
- 事件現場に残された血痕とDNAが一致した。
- 調べに対し「あっています」と容疑を認めている。
と公式に発表されています。
西区主婦殺人事件の事件概要
西区主婦殺人事件とは、1999年11月13日、名古屋市西区稲生町のアパートで、当時32歳の主婦である高羽奈美子さんが首を刺されて亡くなったものです。
発生日時
・1999年（平成11年）11月13日 午前10時ごろ
愛知県名古屋市西区稲生町のアパートで発生。
被害者
・高羽奈美子（たかば なみこ）さん（当時32歳）
結婚しており、当時2歳の息子と暮らしていた主婦。
事件現場
・名古屋市西区稲生町のアパート2階（高羽さんの自宅）
室内で高羽さんが首を刃物で数か所刺され死亡。
捜査当初の状況
・現場からは「犯人の血痕」「靴跡」「指紋」など複数の物的証拠 が見つかる。
近所の目撃情報では、事件直後に「血のついた手を公園の水道で洗っていた女性がいた」との証言もあったようです。
犯人像として以下の特徴が公開されたました↓
- 女性（40〜50代くらい）
- 身長160cm前後
- 血液型B型
- 靴のサイズ24cm前後
多くの証拠はありながらも26年間逮捕に至ってなかったのですね・・・
西区主婦殺人事件の犯人の顔画像は？
名古屋市西区稲生町5丁目主婦殺人事件。2013年アパートで当時2歳の息子と二人で在宅中の主婦（当時32歳）が何者かに刃物で刺され殺害された。画像は愛知県警が公開している犯人の情報だ。当時の地元住人や似顔絵に心当たりがある人からの情報提供が事件解決への鍵となる。pic.twitter.com/2DJnzgRHUR
— 世間は～シリーズ bot版 (@bot_never4get7) February 24, 2024
結論：犯人の顔画像は現在の所、非公開となっているようです。
しかし、安福容疑者の似顔絵を公表されており、300万円の特別報奨金をかけて捜査に力を入れていました。
・報道内容から疑問に思う点↓
このように安福容疑者は、名古屋市港区東海通のアパートに住み、近所づきあいも普通にあったと報じられています。
また、被害者の夫と犯人が高校の同級生だったにもかかわらず、26年間も「気づかなかった」「似顔絵でも浮かばなかった」という点は少し不可解にも感じますよね。
なぜ今まで特定に至らなかったのかな・・・
26年間逮捕されなかった３つの理由
26年間、逮捕に至らなかった理由には、複数の現実的・構造的な要因が考えられます。
- DNA鑑定技術の遅れ
- 犯人が「検挙歴ゼロ」で照合対象外だった
- 似顔絵と目撃証言の精度が低かった
詳しく見ていきましょう↓
①：DNA鑑定技術の遅れ
１つ目は「DNA鑑定技術の遅れ」についてです。
事件が起きた1999年当時、日本ではDNA鑑定が刑事捜査に使われ始めたばかりだったようです。
当時の技術では「部分一致」レベルしか判定できず、特定には至らなかった可能性が考えられます。
②：犯人が「検挙歴ゼロ」で照合対象外だった
２つ目は「DNA鑑定技術とデータベース整備の遅れ」についてです。
安福容疑者は、これまでに刑事事件で逮捕・検挙された経歴がありません。
日本の警察では、犯罪歴がある人物のみDNAを登録・照合する仕組みとなっているようです。
このことからも、どれだけ現場DNAが残っていても自動照合されなかった可能性が考えられます。
③：似顔絵と目撃証言の精度が低かった
３つ目は「似顔絵と目撃証言の精度が低かった」ことについてです。
似顔絵は「血のついた手を公園の水道で洗っていた女性がいた」という目撃情報から作成された物のようです。
証言者は顔をはっきり見ておらず、描かれた人物像は「中年女性・短髪・丸顔・細い目」という、誰にでも当てはまりそうな特徴となっています。
そのため、似顔絵の精度は非常に低かった可能性が考えられ、地域の人が見ても「あの人に似てる」とはならなかった可能性が考えられます。
追記/安福久美子の卒アル画像を公開
2025年11月1日に、安福久美子容疑者の高校の卒アル画像が公開されました。
人相書き意外と似てたんだな。目がソックリ。
— 富山県民話財団 (@toyamakenchou) November 1, 2025
《卒アル入手》「クラスに目立たない子が多い中で感じは良かった」名古屋主婦殺害・安福久美子容疑者（69）の高校時代の素顔(文春オンライン)#Yahooニュースhttps://t.co/BeVgMMTTiB pic.twitter.com/haJXuQRt19
似顔絵と比較してみると、「目元、口元、髪型」などの特徴が似ているような・・・
このことから、似顔絵の精度については、致命的に精度が低かったというわけではなかったようですね。
まとめ
今回は、西区主婦殺人事件の犯人の顔画像はあるのか、26年間逮捕されなかった理由についてまとめました。
という結果となりました。
事件の詳細については、追報を待つ必要があると言えるでしょう。